《今週のポイント》12月の家計調査(2月6日) 安田拓斗
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実質消費支出減少は続くのか
2月6日に総務省から2023年12月の家計調査が公表される。11月の家計調査では実質消費支出(2人以上の世帯)が前年比2.9%減と9カ月連続のマイナス、季節調整値の前月比でも1.0%減と2カ月連続のマイナスとなった。ただし、家計調査(2人以上の世帯)はサンプル数が約8000世帯と少ないことから、単月の振れが大きいという特徴がある。
日銀の実質消費活動指数(旅行収支調整済み・季節調整値)は9月が前月比0.4%減、10月が同0.6%減と2カ月連続でマイナスとなった後、11月は横ばいとなった。家計調査以外の指標で見ても、消費は弱い動きとなっている。
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