大阪・関西万博パビリオン 着工は5カ国 3割は施工業者未定
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「建設会社の協会トップはけしからん。万博を成功させようというコメントはどこにもない」
2月9日の会見で激高したのは、2025年大阪・関西万博協会の松本正義副会長。関西経済連合会会長、住友電気工業会長を担う関西財界の重鎮だ。
万博会場の建設費が当初予定の1.9倍の2350億円になるなど、課題が山積している。中でも深刻なのが、参加国が建物をそれぞれ設計する「タイプA」型のパビリオン(展示館)の建設遅れだ。
「日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)は昨年11月、『デッドラインは過ぎた』と苦言を呈した。万博への風当たりが強くなる中で、松本氏はこの発言を根に持っている」(協会関係者)
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週刊エコノミスト
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