新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《東京市場》割安続いた内需銘柄も上昇の機運 三宅一弘

 日本株を取り巻くマクロ経済環境が好転している。世界経済は、AI(人工知能)ブームなどをけん引役に半導体・技術革新サイクルが拡大局面に入り、企業活動が活発化。インフレは40年ぶりの高騰が沈静化し、主要国の金融政策はスイスを先導に欧米が6月ごろから利下げに向かいそうだ。物価安定と低失業率の「適温経済」が鮮明になりそうだ。

 国内では、今年の春闘(第2回集計)でベースアップ3.6%を含め、賃金改定率が5%超となるなど長期デフレからの脱却確度が高まってきた。加えて、米中対立下で西側の供給体制再構築とそのための政府補助金、円安などを背景に内外企業の国内投資が活発化している。訪日客の増加や省力化投資の積極化の動きも加わり、国内における産業・技術集積、生産性改善の動きが広がりつつある。経済の好循環が回り出した。

残り567文字(全文920文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事