投資・運用 個人株主新時代

新NISA買い付けランキング――ネット証券大手3社の金額上位20銘柄 編集部

 編集部はマネックス証券、楽天証券、SBI証券のオンライン証券大手3社の協力を得て、各社の新NISA(少額投資非課税制度)口座のつみたて投資枠、成長投資枠の買い付け金額上位20銘柄を集計した。対象期間は2024年1月から4月末(約定日ベース)。

>>特集「個人株主新時代」はこちら

 つみたて投資枠では、米国株や世界株指数に連動する低コストのインデックス投信が上位を占めた。円安も進む中、個人の資金は海外に向かう傾向が続いている。対する日本株は、各社とも日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)に連動するインデックス投信が14位以降だった。インデックスを上回る運用成績を目指すアクティブ投信では、レオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみプラス」が9位に入ったものの、インデックスと比較すると全体的に盛り上がりに欠ける印象だ。

 個別では、「業界最低水準の運用コスト」を標榜(ひょうぼう)する三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)」シリーズが強い。同社によると、5月15日時点でシリーズの純資産総額は10兆601億円に達した。3証券とも、同シリーズが10位以内に4本ランクインしている。次いで人気なのは大和アセットマネジメントの「iFree(アイフリー)」シリーズだ。同シリーズも運用管理費用の低さを売り物にしており、コストに敏感な個人の支持を得ている(表1、拡大…

残り898文字(全文1498文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

9月24日・10月1日合併号

NISAの見直し術14 長期・分散・積み立てが原則 「金融リテラシー」を高めよう■荒木涼子16 強気 「植田ショック」から始まる大相場 日経平均は年末4万5000円へ■武者陵司18 大恐慌も 世界経済はバブルの最終局面へ  実体経済”に投資せよ■澤上篤人20 中長期目線 「金利ある世界」で潮目変化  [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事