ジャカルタ郊外に純和風建築 秋田県の修道院が協力 和田純一
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常夏の国インドネシアに、日本式庭園、伝統的な社寺建築をコンセプトにした建物が出現した。モデルとなったのは、秋田県にある聖体奉仕会修道院。純日本風建築のカトリック修道院という日本でも珍しい存在だが、縁あって、インドネシアの地にお目見えすることとなった。修道院の協力もあり、秋田にある2体の木彫りの聖像と同様のものが日本から届けられた。国境を越えた友好が具現化した場所ともいえるだろう。
名称は「秋田の聖母マリアの祈りの公園」。正式な教会でもあるが、名称を「祈りの公園」としたことで、信仰する宗教にかかわらず幅広い人が訪れることができる場にしたという。インドネシアは国民の9割近くがイスラム教徒だが、国是として「多様性の中の統一」を掲げている。
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