《ドル・円》米株高が円安を導く状況続く 山本雅文
有料記事
日銀の植田和男総裁は6月14日、国債買い入れの減額を「相応な規模」としたが、ドル・円相場は7月3日にかけて1ドル=161.95円へ上昇した。投機的な通貨安圧力が強まる中では、中央銀行は市場予想を上回るサプライズを演出しないと通貨安を阻止できないことが改めて示された。
日銀が7月の金融政策決定会合で今後1~2年の減額方針を示しても、事前の債券市場参加者との会合を通じて織り込み済みとなるは…
残り293文字(全文488文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める