《長期金利》巨額国債が押し下げ効果 佐藤芳郎
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日銀は7月末の金融政策決定会合で、国債買い入れの削減について具体策を提示し、バランスシートの正常化を本格化させる。しかし、10年以上に及ぶ大規模金融緩和によって、日銀が保有する国債は膨れあがり、そのストック効果による金利押し下げ効果も容易には剥落しない。
そうした見方を踏まえれば、今後の金利上昇ペースに重要な影響を与えるのは、やはり政策金利の動向となる。33年ぶりの賃上げ…
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週刊エコノミスト
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