《東京市場》TOPIX最高値更新 日本株活況 三井郁男
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株式市場は6月半ばまで続いた調整が終わり、再び史上最高値を更新している。調整が短期間で終わったのは日本株の需要が想像以上に大きいということだろう。
日経平均株価よりも幅広い銘柄で構成される東証株価指数(TOPIX)は7月4日に、1989年12月の史上最高値を更新し、株式市場の景色が変わった。グローバル市場との比較で日本株は不遇の期間が非常に長かったが、いまではリターンが獲得できる株式市場に変わった。
バブル時代の投資家の大半は当時の高値の株式は売却して市場から去り、大きな戻り売り圧力はなくなりつつある。企業経営者の多くは、デフレ脱却を確信し守りの経営から利益重視へと大きく転換している。
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