《インド株》好業績期待で最高値更新 田中純平
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インド株のニフティ50指数は7月18日、終値ベースの最高値を更新した。年初来の上昇率は配当込みで15%に達した。
好調さの主因はインド企業の好業績に期待が高まっていることだ。ブルームバーグの集計によれば、1株当たり利益(EPS)の市場予想は、今年は前年比25%増、2025年は同18%増。21年から5年連続の2桁成長を見込む。
市場予想が楽観的すぎるとは必ずしもいえない。国際通貨基金(IMF)が7月16日に発表した「世界経済見通し」はインドの今年の実質成長率を7.3%とした。4月時点の予測から0.4ポイントも上方修正しており、他の主要国と比べて際立つ高さだ。経済環境が良好だからこそ、利益成長率が高くなったといえるだろう。
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