マーケット・金融 THE MARKET

《インド株》好業績期待で最高値更新 田中純平

 インド株のニフティ50指数は7月18日、終値ベースの最高値を更新した。年初来の上昇率は配当込みで15%に達した。

 好調さの主因はインド企業の好業績に期待が高まっていることだ。ブルームバーグの集計によれば、1株当たり利益(EPS)の市場予想は、今年は前年比25%増、2025年は同18%増。21年から5年連続の2桁成長を見込む。

 市場予想が楽観的すぎるとは必ずしもいえない。国際通貨基金(IMF)が7月16日に発表した「世界経済見通し」はインドの今年の実質成長率を7.3%とした。4月時点の予測から0.4ポイントも上方修正しており、他の主要国と比べて際立つ高さだ。経済環境が良好だからこそ、利益成長率が高くなったといえるだろう。

残り176文字(全文490文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

9月24日・10月1日合併号

NISAの見直し術14 長期・分散・積み立てが原則 「金融リテラシー」を高めよう■荒木涼子16 強気 「植田ショック」から始まる大相場 日経平均は年末4万5000円へ■武者陵司18 大恐慌も 世界経済はバブルの最終局面へ  実体経済”に投資せよ■澤上篤人20 中長期目線 「金利ある世界」で潮目変化  [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事