《NY市場》景気減速の進度と個別銘柄の業績を注視 橋本真拓
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6月の消費者物価指数(CPI)の前月比の伸びは市場予想を下回って推移した。特に市場が注目したのは家計支出に占める割合の大きい家賃の鈍化だ。住宅価格の下落がなかなか浸透せず高止まりしていたが、6月の結果を受け、インフレ減速への不透明感が和らいだと見ている。
一方、警戒が必要なのは失業率だ。労働参加率の上昇や移民の増加を背景に、タイトだった労働市場の需給バランスはコロナ前に回帰しつつある。時間のかかるインフレ退治とは裏腹…
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週刊エコノミスト
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