特殊詐欺対策に苦しむネット銀 増える「本人名義口座」の悪用
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ネット銀行各社が特殊詐欺対策に苦慮している。以前は架空名義の口座や、売買による口座が犯罪に使われていたが、各社が本人確認の厳格化などに注力する。そうした中で最近増えているのが、本人名義の口座をそのまま犯罪に悪用する手口だ。
本人名義の口座悪用にはいくつかの手口があるが、一例はうその電話を被害者にかけて個人情報を入手し、被害者に代わってネット銀行に被害者名義の口座を開設。新口座のパスワードなども入手し、被害者に新口座へ現金を繰り返し振り込ませたうえで、預金を根…
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週刊エコノミスト
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