外資によるセブン買収がはらむリスクを考える 鈴木孝之
有料記事
グループ内で唯一創業家に進言できたはずの実力者の罪と罰──。
>>特集「セブン・ショック」はこちら
「約6兆円とは! 安すぎる!」──。セブン&アイ・ホールディングスに対するカナダの流通大手アリマンタシォン・クシュタールの買収提案額への私の直感だ。
しかし、そんな割安な状態に放置しているセブン&アイにも問題がある。一番の責任は中核会社のセブン-イレブン・ジャパンを世界最強のコンビニエンスストアに育て上げた鈴木敏文名誉顧問にある。
なぜ、もっと早くお荷物だったイトーヨーカ堂はじめGMS(総合スーパー)やSM(スーパーマーケット)事業を切り離さなかったのか。
残り1301文字(全文1580文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める