《今週のポイント》12月の消費者物価指数(1月24日)安田拓斗
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エネルギー価格上昇が物価押し上げ
1月24日に総務省から2024年12月の消費者物価指数が公表される。11月の消費者物価(生鮮食品を除く総合=コアCPI)は前年同月比2.7%上昇と10月の同2.3%から伸びを高めた。電気・都市ガス代への支援策の割引額が縮小され、電気・都市ガス代の上昇率が拡大したことと食料(生鮮食品を除く)の伸びが高まったことがコアCPI上昇率を押し上げた。
電気・都市ガス代への支援策では、8〜10月使用分で使用量に応じて料金が値引きされた。10月使用分で割引額が縮小した後、支援はいったん終了したが、25年1月使用分から再開され、3月使用分で割引額が減額された後、終了する予定となっている。
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週刊エコノミスト
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