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教養・歴史 ワイドインタビュー問答有用

「日本酒はいまや人類史上最高の酒になった」酒サムライ=門司健次郎 前・駐カナダ大使 問答有用/713 

「日本人の多くが飲まず嫌いで、いまの日本酒の味を全く知らない。そこが最大の問題です」撮影=蘆田剛
「日本人の多くが飲まず嫌いで、いまの日本酒の味を全く知らない。そこが最大の問題です」撮影=蘆田剛

 日本酒の味にほれ込み、実力通りの「世界酒」にしたいと、外交官生活のあらゆる機会に宣伝し続けて28年。昨年、カナダ大使を最後に退官したいまも、「酒サムライ」の称号でライフワークとなった夢を追う。

(聞き手=山崎博史・ジャーナリスト)

「日本酒はいまや人類史上最高の酒になった」

「イラク大使時代に実感した日本のソフトパワーの重要性。限りある日本酒を振る舞った」

── 外交官時代は知る人ぞ知る“日本酒の応援団長”でしたね。退官したいまは。

門司 いまも「酒サムライ」と日本酒輸出協会顧問の肩書で、いろんなイベントなどで講演したり、外国の友人・知人に宣伝したりしています。1991年のベルギー大使館勤務から一人で勝手に「オレは日本酒普及協会会長だぁ」と始めたのですが、98年に本物の日本酒輸出協会顧問になり、2008年に「酒サムライ」の称号を頂戴した。「酒サムライ」は、日本酒造青年協議会(約900蔵元)が毎年、「海外発信貢献者」を国内外から…

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