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インド 加速する物流セクター GST導入など=小澤耀

 日本が支援するインド貨物専用鉄道(DFC)の西回廊で一部先行区間での試行運転が行われた。8月15日の独立記念日のことだった。

 西回廊はデリー─ムンバイ間約1500キロの貨物専用鉄道の新線建設プロジェクト。完成すれば、物流コストを約30%削減すると予想されている。

 こうしたインド政府による積極的なインフラ整備に加えて中央政府と各州のそれぞれ独自に設定していた間接税を統一したGST(財・サービス税)導入による物流セクターが注目されている。

 指摘されている物流に関する規制の統一、人材不足などの課題はあるが現在、1600億米ドル(約17兆9000億円)の物流産業市場の年平均成長率も、今の10・5%から20%に伸びるとの試算もある。

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