国際・政治

朝鮮半島が動く! 「非核化」だけではない 読み解く三つのキーワード=徐台教

「金正恩(キムジョンウン)委員長と私は、北と南8000万同胞の手を固く握り、新しい祖国を作っていきます!」

 9月19日夜、平壌(ピョンヤン)にある「メーデースタジアム」に詰めかけた15万市民の前で、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は上気した表情で強く語った。韓国大統領としては史上初めてとなる北朝鮮での演説には、「新しい時代」「民族自主」「永久に核兵器と核脅威をなくす」といった重要な表現が並んだ。冒頭の一節は、そのクライマックスといえるものだ。

 今年1月、2年ぶりの南北高官級会談を皮切りに、韓国・平昌(ピョンチャン)五輪・パラリンピック(2、3月)、南北首脳会談(4月、5月)、米朝首脳会談(6月)、さらに9月の南北首脳会談まで、2018年の朝鮮半島には対話の動きが途絶えることがなかった。北朝鮮が核実験を行い、トランプ米大統領が国連総会の演説で「米国と同盟国を守るためならば、北朝鮮を完全破壊するしかない」と演説した昨年9月とは雲泥の差だ。

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