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台風での関空閉鎖響く? 大阪万博誘致に悲観論

 大阪開催を目指す2025年国際博覧会(万博)の誘致活動が佳境を迎えている。だが11月23日の開催地決定を控え、初の開催を目指すロシアとアゼルバイジャンの評価が予想以上に高いうえに、台風の影響で関西国際空港の閉鎖・孤立が国内外に明らかになるなど地元政財界に悲観論が漂う。

 万博誘致を巡っては、今年1月には最大のライバルと目されていたフランスが断念し、一時は楽勝ムードが漂っていた。

 しかし、ロシアは6月のサッカーワールドカップが成功し、アゼルバイジャンはオイルマネーを武器にロビー活動を進めている。いずれも万博開催は初めてという点でも有利だ。誘致関係者は「勝算が見えない」と弱気だ。

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