週刊エコノミスト Online深層真相

台風での関空閉鎖響く? 大阪万博誘致に悲観論

 大阪開催を目指す2025年国際博覧会(万博)の誘致活動が佳境を迎えている。だが11月23日の開催地決定を控え、初の開催を目指すロシアとアゼルバイジャンの評価が予想以上に高いうえに、台風の影響で関西国際空港の閉鎖・孤立が国内外に明らかになるなど地元政財界に悲観論が漂う。

 万博誘致を巡っては、今年1月には最大のライバルと目されていたフランスが断念し、一時は楽勝ムードが漂っていた。

 しかし、ロシアは6月のサッカーワールドカップが成功し、アゼルバイジャンはオイルマネーを武器にロビー活動を進めている。いずれも万博開催は初めてという点でも有利だ。誘致関係者は「勝算が見えない」と弱気だ。

残り200文字(全文491文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事