テクノロジー 特集
Q&A がん遺伝子治療 遺伝子検査が保険適用へ 「がんゲノム医療」が本格化=高野聡 がんに勝つ薬
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遺伝子の情報を治療に生かす時代が本格的に始まろうとしている。がん治療はどう変わるのか。
特集「がんに勝つ薬」
Q 遺伝子の情報を活用したがん治療とは?
A がん患者のゲノム(全遺伝情報)を解析して治療や予防に生かす医療で、「がんゲノム医療」と呼ばれている。
政府は2018年3月に閣議決定した第3期がん対策推進基本計画に「がんゲノム医療の充実」を位置づけ、全国の医療機関での診療体制を整備している。その取り組みの一つががん患者の細胞の遺伝子変異を調べる「遺伝子パネル検査」で、厚生労働省は19年4月からの公的保険適用を目指しており、国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)や東大病院(東京都文京区)で先進医療で提供が始まっている。
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週刊エコノミスト
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