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オーストラリア 完成遅れる路面電車 インフラ投資に影=守屋太郎
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シドニーの路面電車の工事が大幅に遅れている。地元ニューサウスウェールズ州政府は、次期州選挙が実施される2019年3月までの完成を目指していたが、建設を請け負うスペイン系ゼネコン「アクシオナ」の幹部がこのほど、20年5月以降にずれ込むと州議会で証言した。
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街の中心部に路面電車が復活するのは約60年ぶり。同市では19世紀から路面電車が網の目のように走っていたが、1961年に全線が廃止。だが、環境負荷が低く、大量輸送が可能で、地下鉄より建設コストが低いことから近年見直され、15年、市内中心部から南東郊外に至る12キロの建設が始まった。完成すれば、南北を縦断する目抜き通り…
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週刊エコノミスト
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