週刊エコノミスト Online 2040年の社会保障を考える
男女の「共稼ぎ」「共育児」時代 大和証券、味の素のチャレンジ=白河桃子/25
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少子化対策は日本社会が喫緊に取り組むべき最大の課題の一つになっている。
私は働き方改革が最大の少子化対策であると考えている。
昭和の高度成長期、人口ボーナス期の一時期だけ、男性正社員が企業戦士として長時間働き、専業主婦が家庭で家事・育児をするという役割分担がうまくいっていた。しかし、バブル経済の崩壊とともに、新卒採用・終身雇用・年功序列という日本型雇用は崩れ、非正規雇用が急増する中、今や、男性の稼ぎだけでは、家族を養えなくなった。
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