経済・企業日本経済総予測2019

袋小路の金融政策 異次元緩和6年目に突入 景気後退の「備え」なき日銀=加藤出

    2%の目標は遠いままだ
    2%の目標は遠いままだ

     黒田東彦日銀総裁の主導で実施されてきた「異次元緩和策」は2019年春で6年目を迎える。日銀は当初、マネタリーベース(資金供給量)を2年で2倍の260兆円にすればインフレ率は目標の2%に達すると宣言した。現在、マネタリーベースは500兆円近辺に達している。しかも国債の大規模購入などにより日銀資産は異様な肥大を見せ、名目国内総生産(GDP)比は100%を超えつつある(図1)。

     しかしながら、インフレ率は2%からまだまだ遠い。大半の日銀幹部は黒田総裁の任期終了時(23年4月8…

    残り2575文字(全文2813文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    9月3日号

    絶望の日韓16 「次は自動車」焦る韓国 戦後最悪いつまで ■浜田 健太郎19 インタビュー 申ガク秀 元駐日韓国大使 “法の日本”と“正義の韓国”の妥協点 「韓国政府と日韓企業で徴用工補償を」20 徴用工問題の本質 植民地支配の “清算”に変化 ■浅羽 祐樹22 韓国社会の意識 摩擦招いた道徳的“正 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット