経済・企業2019を読むキーワード

生産性 人口減少社会への挑戦 企業は「付加価値増大」に努めよ=茂木友三郎

都内で開かれた日本生産性本部のシンポジウム
都内で開かれた日本生産性本部のシンポジウム

 世界的な保護主義の台頭やグローバル競争の激化など、国内外の環境が劇的に変化するなか、日本は人口減少に伴う労働力不足や「人生100年時代」を迎え、あらためて「生産性改革」が喫緊の課題となっている。

 生産性とは、アウトプット(産出)をインプット(投入)で割ったもので、商品やサービスの生産に必要な設備や原料、労働力などがいかに効率的に使われたかを示す指標である。

 生産年齢人口の急減を目前に控える日本が活力を持ち続けるためには、分子(付加価値)を大きくし、分母(労働投入)を小さくする改革を遂行し、労働生産性を向上させるほか道はない。

残り1117文字(全文1383文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月6日号

上がる金&揺らぐドル 史上最高値への地殻変動16 米実質金利との逆相関 崩れた背景に中銀の買い ■村田 晋一郎/谷道 健太19 これで分かった! 「金」の基礎知識 Q&A ■池水 雄一 徹底展望 2023年末 金価格の見通し22 2300ドル 非民主的国家が買い増し 西側への不信で分断拡大 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事