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銀行 三菱UFJ銀の次期頭取 亀沢副頭取が「既定路線」
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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のトップ人事が2018年12月26日に決まった。傘下の三菱UFJ銀行の三毛兼承頭取(62)=写真=が19年4月にMUFG社長に就任し、平野信行社長(67)は会長となる。三毛氏は持ち株会社のMUFGと銀行のトップを兼務する。
金融庁はかねてから、持ち株会社社長と傘下銀行頭取を兼務する体制はガバナンス上、不適切との見解を暗に示しており、MUFGが社長・頭取を分離して新体制をスタートさせることも検討した。
だが、三毛頭取は17年6月に就任したばかりで、在任期間が1年半と短い。その前任の小山田隆頭取も体調不良により就任1年で退任しただけに「わずか2年で持ち株会社社長専任に上がるのでは、銀行の顧客企業に顔向けできない」(幹部)との声が行内から上がっていた。こうした声に配慮した格好で、持ち株会社と銀行のトップの兼務となった。
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