『小さなパン屋が社会を変える』『データは騙る』『その情報はどこから?』『違和感のススメ』
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『小さなパン屋が社会を変える』 菅 聖子著 ウェッジ 1400円
柔らかい「パンの缶詰」を手掛ける栃木県・那須塩原のパン屋さんの物語。店主は阪神・淡路大震災を機に、一般的だった乾パンより食べやすい保存食を作ろうと奮起。特殊な紙で缶内部の結露を防ぐなど改良を重ね、苦心の末に開発に成功する。さらに賞味期限が近づいた缶詰を回収、国内外の被災地や飢えに悩む人たちに送るという有効活用の画期的な仕組みも考案した。利益と社会貢献を両立させ、多くの賛同を集める。まさにタイトル通りの活躍ぶりだ。(W)
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週刊エコノミスト
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