経済産業省の大幅譲歩で再エネ発の金融危機回避
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再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を巡り、経済産業省が「激変措置」を撤回し、金融界が胸をなで下ろしている。
経産省は2018年12月、12年度から14年度の事業用太陽光発電でFITによる売電権利を取得したものの、運転開始準備段階にない塩漬け状態の設備計2351万キロワットに対して、買い取り価格を大幅に下げる厳しい対応案を示した。
しかしこの案に、太陽光発電事業者はもちろん、金融界が猛反発。国際的に見ても非常に高い買い取り価格で「ぬれ手であわ」をもくろんでいた再エネ業者に、地方金融機関が大量に貸し付けていたからだ。
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週刊エコノミスト
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