週刊エコノミスト Online

韓国 中国人の「代替購入」で免税店の売り上げ急増=嚴在漢

 韓国の主要免税店の売り上げが急増している。免税店で、中国人による代購(商品を欲しい人に代わって購入するビジネス)で、化粧品、雑貨、電化製品などが大量に爆買いされているためだ。

 韓国免税店業界は2017年に最大の危機に遭遇した。中国側がTHAAD(終末高高度防衛)ミサイルの韓国配備に伴い、韓国への団体観光(遊客)を禁止したためだったが、遊客の空白を代購が穴埋めしている。

 韓国の免税店業界は18年、売上高が前年比34%増の172億3817万ドル(約1・9兆円)を記録。最大手のロッテ免税店は18年に前年比25%増で、売上高は7・5兆ウォン(約7500億円)を超えた。

残り338文字(全文622文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事