週刊エコノミスト Online書評

等身大の女性僧侶と空海と日々の仏教との関わりを考える=高部知子

     スタジオジブリの「かぐや姫の物語」。昨年亡くなった高畑勲監督の最後の作品だが、私の周りにも「あんなに号泣した映画はない」と感想をもらす人が多い、実に深い映画だったと記憶している。その中で静かに流れてくる主題歌「いのちの記憶」を歌っている二階堂和美さんが書いた本『負うて抱えて』(晶文社、1500円)を読んでみた。

     彼女はお寺の生まれで、跡取りが自分たち姉妹しかいない都合上、得度する必要があった。今は歌手であり、僧侶であり、母親であり、という毎日を過ごしているらしい。そんな彼女の言葉を読んでいると、なるほど仏教って「人間学」「生活学」なんだな~と思う。

    残り1027文字(全文1305文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月2日号

    緊急提言 コロナ危機の経済学第1部 政治・経済編16 英知を結集 前例なき時代へ処方箋 ■編集部18 インタビュー 竹中平蔵 東洋大教授、慶応義塾大名誉教授 「デジタル化の遅れ挽回する好機」20 戦時体制 市場・金融政策万能の見直し ■高田 創22 経済政策 副作用忘却した世論迎合の危うさ ■森田  [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット