教養・歴史書評

書店の万引き対策、新展開へ=永江朗

 書店の万引き対策が大きく変わろうとしている。

 書店にとって万引きは、頭の痛い問題である。書籍・雑誌は利益率が低いので、盗まれるとダメージが大きい。近年はオークションサイトやフリーマーケットのアプリが盗品の換金に利用されているともいわれる。万引き犯を捕まえても、その後がこれまた面倒だ。犯人が子どもなら親か学校に連絡して迎えに来てもらい、大人の場合は警察に通報するという書店が多い。しかし、その間、従業員がつきっきりで対処しなければならず、警察に届けると事情聴取や書類作成に時間を取られる。コミックス1冊を盗まれる経済的損失と、万引き犯を捕まえたことで被る時間的かつ経済的な損失を天秤(てんびん)にかけると、代金だけ払わせて放免するという書店も多かった。だがそれが、窃盗という重大な犯罪であるにもかかわらず、罪の意識が薄く…

残り542文字(全文903文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月4日号

新制度スタート! マンション管理必勝法14 動き出した二つの評価制度 住人の意識改革が始まった ■荒木 涼子/白鳥 達哉18 よく分かる「評価制度」 高得点獲得のポイント ■荒木 涼子20 国の制度もスタート 自治体が優良管理を「認定」 ■白鳥 達哉23 迫る「第三の老い」 ここまで深刻な管理員不足 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事