今週のポイント 米国耐久財受注(5月24日) 好調な3月からは悪化の見込み=窪谷浩
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米国で5月24日、4月の耐久財受注が発表される。同統計は、米国の製造業受注のうち、自動車、家具など使用期間が3年以上の耐久財のみを集計したもの。製造業受注統計に先んじて速報が発表されるため、製造業の生産や設備投資の先行指標として注目される。
もっとも、同統計は毎月の変動が大きいため、全体の傾向は変動が大きい輸送機器を除いた受注額が、設備投資の傾向をみるには、国防関連と民間航空機を除いた非国防資本財(コア資本財)受注額が用いられている。
3月の結果を振り返ると、耐久財新規受注額は前月比2.6%増(前月は1.3%減)と前月から大幅な増加に転じた。これは、民間航空機・部品が31.0%増(前月は25.4%減)と回復に転じたことが大きい。ただ、輸送機器を除いた受注額でも0.3%増(前月は0.4%減)と前月からの回復を示した。
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