投資・運用5Gで上がる日本株

検査・製造装置 アンリツ・santec 高技術力で需要拡大=編集部

 電子計測器のアンリツは無線通信を中心に、機器が正常に動作するかを検査する機器を製造・販売する。基地局などのインフラ向けも手掛けてはいるが、事業の中心は半導体メーカー、端末メーカー、通信事業者向けに端末や半導体が動作するかを検査・計測する機器だ。

 同社は4月22日、米半導体大手クアルコムに5Gスマートフォン用のモデム(デジタル信号の変調・復調装置)半導体のテスト用機器・システムを開発し、同社に提供すると発表した。スマホ用モデムチップでは世界トップメーカーの開発に携わるとあって、アンリツの技術力・ブランド力を印象付けた。

 同社は、2010年代前半の4G拡大期のように、通信規格が変わると業績が向上して株価も上がり、規格更新が済むと業績も一服感が出る、あるいは落ち込むという、典型的な無線通信銘柄だった。

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