5G対応端末が続々 4Gより投入がハイペース 幅広く膨らむ電子部品需要=大庭光恵
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韓国で今年4月、世界初の5Gの携帯電話サービスが始まり、サムスン電子(韓国)が5G対応のスマートフォンを発売した。日米欧中でも2020年にかけて5Gサービスが開始予定で、韓国LG電子、中国シャオミ、オッポ、ビーボ、ソニーなどが順次、対応スマホを発売する予定だ。
4Gの場合、最初の対応端末が発売されてから5四半期(2010年10月~11年12月)は3社4機種のみの投入だったが、5Gでは同期間(18年10月~19年12月)に10社以上30機種以上が投入される。
19年末までに発売されるのは、いずれも基本ソフト(OS)が米グーグルのアンドロイドだ。iOSを採用する米アップル社製スマホ「アイフォーン」は、モデム(デジタル信号の変調・復調装置)チップでクアルコムと係争を抱えていたこともあり(79ページ参照)、5G対応機の発売は早くて20年9月だろう。
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週刊エコノミスト
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