5G覇権握るのは 4Gまで栄枯盛衰の歴史 重要性増すソフト開発力=吉川明日論
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3G時代の2007年、米アップル社製のスマートフォン、iPhone(アイフォーン)が華々しく登場し、スマホが一気に普及した。スマホは一昔前のスーパーコンピューター並みの高度な能力を持つのだが、ユーザーはそんなことは全く意識せずに、生活の中で音楽ダウンロードや動画配信サービスを享受する手段として使うようになった。
通信回線の大容量化・スマホの処理能力アップが進んだ4G時代は、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と称される米国の巨大プラットフォーマーが覇権を握った。グーグルは検索、アマゾンは電子商取引(EC)など、自身の強みを最大限に活用しながら、広告やフィンテック事業など周辺分野を貪欲に取り込んできた。この間、1G時代に隆盛を極めたモトローラや富士通、NEC、2G時代にiモードを開発し…
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週刊エコノミスト
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