Q&Aで覚える米国経済の“基礎知識”=市川雅浩
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世界経済の先行きを見通す上では米国の動向を押さえることが必須。そのために覚えておくべき基本事項を解説する。
Q マーケットで米国が注目される理由は?
A 世界GDP2割超を占めるけん引役だから
国際通貨基金(IMF)のデータによれば、米国の名目GDP(国内総生産)は、2018年で約20兆4941億ドルに達しており、世界一の規模を誇る。米国の次に名目GDPが大きい国は中国で、金額は約13兆4074億ドルである。以下、日本、ドイツ、英国が続き、名目GDPの金額は、それぞれ約4兆9719億ドル、約4兆4億ドル、約2兆8286億ドルとなっている。
同じくIMFのデータに基づき、世界193カ国の名目GDPの合計額を計算すると、18年は約86兆7583億ドル(IMFの推定値を含む)に上る。このうち、米国の名目GDP額は約23.6%を占めていることから(図1)、米国の景気変動が、世界経済全体に大きく影響することは明らかである。
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週刊エコノミスト
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