セブン永松社長に“短命観測” 本命は商品本部出身者か
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社長就任から間もない、セブン─イレブン・ジャパン(セブン)の永松文彦社長に“短命政権”の観測が出ている。永松氏は、かつて加盟店に対応するオペレーション本部ゾーンマネジャーなどを歴任している。加盟店問題で辞任に追い込まれた古屋一樹前社長の後任には、加盟店との間で高まったあつれきを沈静化させる人物が必要で、「いわば緊急リリーフで白羽の矢が立った」(業界関係者)との見方だ。
さかのぼると、同社の歴代社長は鈴木敏文氏(現・セブン&アイ・ホールディングス〈HD〉名誉顧問)を除き、栗田裕夫氏、工藤健氏、山口俊郎氏の3氏とも、いずれもゾーンマネジャーの経験がある。これに対し、山口氏の後任だった井阪隆一氏(現・セブン&アイHD社長)は商品本部一筋。井阪氏と永松氏は同期入社で気心は知れているものの、「商品本部の経験のない永松さんは、2、3年でお役ご免となるのではないか」(同)と…
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週刊エコノミスト
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