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投信の新潮流 価格変動リスクの制御で低リスク・高リターン狙う20本=篠田尚子

    (注)基準価額は2019年5月末現在 (出所)楽天証券経済研究所
    (注)基準価額は2019年5月末現在 (出所)楽天証券経済研究所

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    「アクティブ(Active)」という単語を耳にしたとき何を連想するだろうか。直訳すると「積極的」「活発」「能動的」などの意味を持つこの言葉。投資信託の運用手法に照らし合わせると、「高いリスクを覚悟して高いリターンを狙う」ことをイメージする人は少なくないだろう。解釈自体は間違っていないが、投資信託のアクティブ運用は、積極的にリターンを追求するだけでなく、価格変動リスクを上手にコントロール(制御)する役割も担っている。

     では、真に優良なアクティブファンドとは何か。それは、急な市場環境の変化に大きく左右されることなく、中長期にわたって継続的に市場平均を上回る「超過リターン」(アルファ)を獲得できるものをいう。投資信託の基準価額は、一度大きく下げてしまうと、再び同じ水準に戻すために多大なエネルギーを要する。だからこそ、一時的に下げることはあっても、リスクを素早く察知してブレーキをかけ、市場平均以上に大きく負けないことが重要なのである。

     また最近は、徹底的にコストを削(そ)ぎ落としたインデックスファンドが増えていることもあり、アクティブファンドの相対的なコストの高さがやり玉に挙げられやすいのだが、両者をコストの差だけで比較するのも見当違いである。アクティブファンドで重要なのは、“コストに見合ったリターン”を出すことであり、「安かろう悪かろう」では全く意味がない。

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