投資の12達人に聞く「わが運用哲学」 三井住友DSアセットマネジメント 木村忠央
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<三井住友DSアセットマネジメント 木村忠央・シニアファンドマネジャー>
短期の変動追わずサービス株中心に目利き
「短期的な相場動向に左右されない」ことを一番の命題にしている。「三井住友・中小型株ファンド」では、値動きの激しい中小型株は短期的な相場動向に運用者の投資行動も左右されやすいため、そうならない仕組みを導入している。
EVA(Economic Value Added、経済的付加価値)という手法を使って、企業価値を割り出している。EVAを発行済み株式数で割り、1株当たりの価値が株価を下回っていれば、買い、上回っていれば売りだ。PER(株価収益率)は使わない。運用チームは私を含めて2人。私だけでも年間400社に取材している。上場している約3700社全てが頭に入っている。
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