ビタソイ・インターナショナル 中国の豆乳最大手、海外でも展開=富岡浩司/246
有料記事
◆Vitasoy International
1940年代に設立され、70年以上の歴史を誇る。創設者の羅桂祥氏(Lo-Kwee Seong)が日中戦争中で栄養不足に悩む香港の労働者階級向けの栄養補給商品として生産販売を開始した。もともとは牛乳の代用品だったが、中国人の多くが牛乳を飲むとお腹を壊したりする乳糖不耐症に悩んでいることをチャンスとみて、豆乳製品が優れた栄養飲料という認識を消費者に広げて成功した。香港で幅広く店頭に並ぶ人気商品となったのち、90年代から中国への進出を本格化した。
残り2149文字(全文2395文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める