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サウスウエスト航空 世界を席巻する米格安航空会社=小田切尚登/245

    独自の経営戦略で大きく成長した(Bloomberg)
    独自の経営戦略で大きく成長した(Bloomberg)

     世界を代表するエアラインの一つ、サウスウエスト航空。1967年に米国テキサスで創業し、米国とその周辺国に現在1日4000便以上運航している。旅客中心の定期便を就航させている航空会社としては売上高で世界7位、利益で4位、時価総額で2位(2019年、米『フォーブズ』誌による)。

     サウスウエストは世界のローコストキャリア(LCC=格安航空会社)を代表する会社である。LCCとは効率的な運営により低価格の運賃で運航している会社のことである。過去数十年、米国の伝統的な大手航空会社が自由化の荒波にさらされていた中で、その隙間(すきま)を縫ってLCCは成長した。その中で最大の成功を収めたのがサウスウエストだ。

     米国は世界のエアライン市場の約3分の1を占める最大の市場。サウスウエスト(乗客数シェア20%)、デルタ航空(16%)、アメリカン航空(15%)、 ユナイテッド航空(11%)が4強を形成し、それに次ぐのがスカイウエスト航空(5%)、アラスカ航空(4%)、ジェットブルー航空(4%)である(18年現在、米運輸省統計)。

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