小田急が「MaaSジャパン」 “結節点”で沿線の利便性向上=加藤結花
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MaaSプラットフォームを巡るさまざまな動きが相次ぐ中で、小田急電鉄は経路検索システム「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所と共同で、MaaSアプリ向けに必要なデータ基盤「MaaS Japan」(MaaSジャパン)の開発を進めている。どんな交通事業者でも使えるようなデータ基盤の構築を目指し、鉄道のほかタクシーやカーシェアといったさまざまな事業者が連携を表明しているのが特徴だ。
小田急電鉄が今年4月に発表したMaaSジャパンのプロジェクト。鉄道やバス、タクシーなどの交通データを収集したうえで、アプリでフリーパス、割引優待などの電子チケットを提供するためのデータ基盤を構築する狙いだ。小田急電鉄自体もデータ基盤を活用したMaaSアプリを開発するが、データ基盤は他の交通事業者や地方自治体にも提供し、他の事業者が開発するアプリでも利用可能とする。
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週刊エコノミスト
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