分野別MaaSで勝つ企業 決済 「QR」と「IC」が有望 日本信号など自動改札機も=松田精一郎
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MaaSが広く普及するか否かの“分水嶺(ぶんすいれい)”が、「バス+電車」など複数の交通機関利用料金の「ワンストップ決済」(一度で決済)の実現だ。単一のモビリティーにおける決済は、ジャパンタクシーのアプリや配車サービス大手ウーバーなどでも可能だが、それが複数のモビリティーで統合的に実現するとなると、交通事業者が複数にまたがるため、途端に難易度が上がる。
グーグルマップや乗り換え案内アプリで経路検索は多くの人が日常的に行っているが、そこからさらに「座席予約」「決済」「発券」までをアプリ上で完結するのがワンストップ決済のイメージだ。現在、実用化した例としてはフィンランドの「Whim(ウィム)」などがある。
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