新しいMaaSの姿 アプリ「SoMo」に学ぶ“移動×ソーシャル”思考=日高洋祐
有料記事
「MaaS」というとフィンランドのMaaSグローバル社によるアプリ「Whim(ウィム)」が有名だが、他にも興味深く学ぶべき点が多いサービスはある。その一つに、ダイムラー、BMW、アウディの独自動車大手3社の傘下にある地図会社ヒア・テクノロジーズが運営するMaaSアプリケーション「SoMo(ソモ)」(Social Mobility)がある。2019年1月からサービスを開始し、現在は世界180都市まで利用可能な地域が拡大した。
SoMoの主な機能を見ると、移動経路を設定してタクシーなどの予約・決済をする点は目新しいものではないが、移動の目的や経路を“友人とシェア”するか“一般に公開するか”を選択できる点に独自性がある(図)。
残り948文字(全文1262文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める