経済・企業乗り遅れ厳禁!移動革命

既存ビジネスは消滅の危機 命運分ける自動運転車の開発=遠藤功治

ホンダも今年3月、モネ・テクノロジーズに出資したが……(Bloomberg)
ホンダも今年3月、モネ・テクノロジーズに出資したが……(Bloomberg)

「MaaS」、すなわち「サービスとしてのモビリティー」の対極にある「ハードとしてのモビリティー」で生きてきたのが自動車業界だ。その市場規模がこの先、大幅に縮小するのではないかとの危機感が自動車業界に影を落としており、最近の株式市場における自動車関連株の比較的低位なバリュエーション(企業価値評価)の一因とされる。

 MaaSの世界では、さまざまな交通機関の運行が一括化される。その中で車は“所有”から“共有”するシェアカーとなり、最終的には人間が運転にまったく関与しない完全自動運転車となる。それは移動ニーズが発生した時のみに呼ばれて走る「モビリティー・オン・デマンド」(MOD)車であり、移動性のみを重視した車両は画一化と汎用(はんよう)化が進む。その結果、従来型の開発・生産・販売・保守というビジネスモデルは消…

残り1164文字(全文1520文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事