ドル・円 1ドル=108円近辺で膠着=深谷幸司
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米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに傾いている。ただ、足元の米国経済はなお緩やかに拡大。雇用も堅調だ。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0・5%の利下げを予想するメンバーが半数近くいたが、据え置き予想も半数で意見は二分した。7月会合でも、利下げが「予防的措置」であることも踏まえれば、0・5%の利下げは困難で、0・25%にとどまろう。
ただ市場の利下げ期待は根強い。年内に合計0・5%を完全に織り込み、さらなる追加も期待している。こうした緩和期待に支えられ、米国株は主要指数が史上最高値を更新している。ただ、株高を支える主因が緩和期待では調整リスクも伴う。
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週刊エコノミスト
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