週刊エコノミスト Online伸びる、消える鉄道

西武「Laview」、丸ノ内線2000系…… 最新車両は「丸型」が特徴 デザインで個性を打ち出す=土屋武之

     鉄道の車両はその会社の「顔」であり、利用客が直接、乗車する、一番重要な「商品」でもある。そのため、新型車両を投入するにあたっては、どのようなサービスを提供するのかと同等以上に、どのような外観とするかが、鉄道会社の工夫のしどころとなる。見た目も重要なのだ。

     鉄道業界では「好景気の時には(前面が)丸い電車がはやり、不景気の時には角張った電車がはやる」と、俗に言われている。確かに、バブル景気の頃には、近畿日本鉄道の21000系「アーバンライナー」(1988年)、JR東日本の251系(90年)、東武鉄道の100系「スペーシア」(90年)、小田急電鉄の20000形(91年)といった「丸っこい電車」が登場した。ただ、特急用の電車は、格好良さを追求して前面を流線型や半流線型にすることがふつう。通勤型電車には機能性や、量産するがゆえの経済性が求められるため、角張ったデザインになりがちだ。よってこれは、俗説の域を出ないだろう。

     最近、首都圏で話題の電車と言えば、特急型では西武鉄道の001系「Laview」(2019年3月16日営業運転開始)。通勤型では、東京メトロ丸ノ内線の2000系(19年2月23日営業運転開始)がある。20年には、JR東日本にE261系「サフィール踊り子」がお目見えする。現在の日本が好景気かどうかは別としても、いずれも丸さが特徴的な車両だ。

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