週刊エコノミスト Online伸びる、消える鉄道

路線廃止か、存続か…… JR北海道の“青息吐息” 沿線自治体との協議は停滞=大倉政治

協議が進まない留萌線。背後の橋は深川・留萌自動車道(筆者撮影)
協議が進まない留萌線。背後の橋は深川・留萌自動車道(筆者撮影)

 JR北海道の経営状況は極めて厳しい。2019年3月期連結決算は179億9100万円の最終赤字となり、過去最大の赤字を計上した。JR北海道は、現状のままでは22年度に資金不足に陥り、23年度には不足額が約400億円に達すると予測する。30年度の北海道新幹線札幌開業までは、公的支援なくしてはまったく立ち行かない状態だ。

残り2023文字(全文2182文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事