国際・政治絶望の日韓

失政を“糊塗”する文政権 「官製反日」に冷ややかな韓国市民=長内厚

     日本の輸出管理における韓国の優遇をやめたことが、韓国では日本が韓国に貿易戦争をしかけてきたと受け取られた。だが、実際に日本は「加害者」と呼べるようなことをしてはいない。

     日本は関税貿易一般協定(GATT)に定められた安全保障貿易のルールにのっとって、軍事転用可能な産品の輸出を規制している。これは、どの国でも行っている通常の貿易管理であり、現在の世界貿易機関(WTO)のルールにも受け継がれている自由貿易の例外である。

     2004年からこれまで、日本は韓国に対して「ホワイト国」(8月から「グループA」と改称)として、相手国との特別な信頼関係を前提に軍事転用される可能性がある産品についても包括的に輸出許可を行ってきた。これをグループB(8月までの非ホワイト国を細分化した区分の最上位国)に変更した。つまり04年以前の状態に戻しただけのことだ。

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