アフリカが主戦場に? バイク便とライドシェアの過熱感
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ウガンダで16年5月にバイク便宅配業「CourieMate(クーリエメイト)」を創業した伊藤淳さん(37)に、アフリカで過熱する宅配・ライドシェアビジネスについて聞いた。
(聞き手=市川明代・編集部)
1962年の独立後、内戦や政治的混乱が長引き、経済発展から取り残されてきたウガンダ。この20年で人口が2倍に増加し、首都カンパラは夕方になると渋滞で街中が車で埋め尽くされる。バイク便は間違いなく、ニーズの高いビジネスだ。
だが、インフラが整っている日本での起業とは訳が違う。ウガンダにはそもそも「住所」が存在しない。相手と電話でやりとりをしながら目印になるような場所を決め、現金代引きで商品を手渡す。現金を受け取れないまま不配となるケースも多い。
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週刊エコノミスト
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