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国際・政治 アフリカで儲ける

日本企業の進出先は? 拠点は600超に拡大 先行する自動車、電機も追随=梅本優香里

 アフリカにおける日本企業の拠点数は2019年8月現在、600を超える(アフリカビジネスパートナーズ「アフリカビジネスに関わる日本企業リスト」より)。2年前と比べると110程度の増加で、産業レベルの高い南アフリカ、ケニア、エジプト、モロッコ、ナイジェリアの5カ国に集中する。

 アフリカ進出で、もっとも先を行くのは自動車だ。トヨタ自動車はアフリカでの販売を豊田通商に一括移管し、消費者が新車を買い出す「モータリゼーション」の直前にあるアフリカでの販売体制づくりを急ぐ。スズキと連携しインドで生産したスズキの軽自動車を、中古車からの乗り換えができる価格帯の車として押し出す。スズキのインドでの成功をたどる作戦だ。

 いすゞ自動車は南アフリカ、ケニアに続き、エチオピアでも生産を開始し、トラック需要の先行者利益を狙う。トルコに続くヨーロッパの工場となっているモロッコは、自動車部品メーカーが日系自動車との系列に関係なく進出している。AGC(ガラス)、ジェイテクト(駆動部品)、アイダエンジニアリング(プレス機械)、河西工業(内装部品)、三井金属アクト(ドアラッチ)などだ。

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