新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 消費増税直前三つのナゾ

増税後の買い控え行動は? 「生活者調査」で見えた傾向=松下東子

旅行費用の買い控え意識は、前回増税時より大幅減(神奈川県鎌倉市)(Bloomberg)
旅行費用の買い控え意識は、前回増税時より大幅減(神奈川県鎌倉市)(Bloomberg)

食料品は前回並み、外食は影響小

 消費税は1989年の導入やその後の増税のたびに消費者の購買心理に影響を及ぼしてきた。野村総合研究所では2013年12月より毎年末に「生活者年末ネット調査」と題して、景気に対する意識や購買行動・意識、消費トレンド、各年のホットイシューなどについて、全国3000人のネット調査モニターを対象に生活者データを収集してきた。そのため、前回消費増税(14年4月)前後と今回消費増税前の消費者心理について、違いを比較することができる。

 本稿では前回消費増税前の買い控え意識と、実際の増税後に取った買い控え行動の動向に着目し、今回増税においてどのような買い控え行動が起こるか、そしてそれにどう対処すべきかについて、考察してみたい。

残り2475文字(全文2799文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中郁次郎 一橋大学名誉教授「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化■大垣昌夫23 Q&Aで理解す [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事