「セブンペイ」の蹉跌 中国からの不正アクセスに屈服 見切り発車がアダに=鈴木淳也
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8月1日、セブン&アイ・ホールディングス(以下セブン)は会見を開き、7月1日に開始したばかりのスマホ決済サービス「7pay(セブンペイ)」の9月末での終了を発表した。セブンペイについては7月3日ごろから「登録したクレジットカード(クレカ)で勝手に残高チャージが行われ、店頭での買い物に利用された」との不正利用報告が相次ぎ、翌4日に開かれた同社緊急記者会見においてチャージ機能の停止ならびに、被害者への補償と対策プロジェクトの立ち上げを公表している。セブンでは原因を究明しつつ、サービス復旧に向けた道を探していたようだが、その後もセブンペイに関連した諸問題が報じられ続け、最終的に開始から1カ月の段階でのサービス終了の決断に至った。
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週刊エコノミスト
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